漢方体験

自身の体験です。
昨年３月頃から左のもみ上げの髪が少し薄くなっているのに気づいて、おかしいなと思っていました。４月末に突然、洗髪時に大量の脱毛が始まりました。５月連休明けに皮膚科で診察を受け、ストレスによる円形脱毛症と診断され、セファランチンが処方されました。脱毛は止まらず、両側頭部から前頭・後頭部の広範囲に及びました。
一般に円形脱毛症でも、重症になると全頭から全身の体毛に及び、回復不可能な場合も知られているので、私の場合はどこまで進行するだろうかという不安と、ありのまま受け入れるしかないとい諦めの気持が交錯していました。
それでも、生命まで奪われるわけではないし、こんなことに負けてたまるか、克服してやると思い直し、漢方を本格的に飲む決心をしました。

発症から３ヶ月間は薬の効果が現れず、禿頭が目立つようになってきました。「おまえの脱毛は伝染するのか」などと心無いこと言われましたが、私の外見の急な変化に驚いて不安になる心理から仕方ないことと考えました。改善が見られない落胆の日々が続き、気弱になって絶望に傾きかけたこともありましたが、漢方への信頼と期待は強く、毎日欠かさず飲み続けました。
７月末に脱毛が少なくなり、８月末に右側から新毛が生えてきました。内心では抜ける毛の残りが少なくなっただけか、産毛しか生えないのではと半信半疑でしたが、１０月に他人の目にも明らかに改善、年末では９割近く回復しました。
今年２月には左の一部を残してほとんど完全に正常化しました。そればかりか、髪が以前より濃くなりました。これほどの結果をもたらしたものは、本人の実感では何より“絶望の３ヶ月間”に１日も欠かさず漢方を飲み続けたことです。

大熊薬局の先生の声